バフェットとソロス 勝利の投資学 |マーク・ティアー
バフェットとソロス 勝利の投資学
マーク・ティアー
ダイヤモンド社 刊
発売日 2005-09-29
最強の投資家と最恐の投資家 2006-10-22
投資家としては二大巨頭といっても差し支えない二人
現代で誰もが認め得る最強の投資家・ウォーレン・バフェット氏
ポンド売りにより「イングランド銀行を破綻させた男」として”悪魔”と囁かれることも少なくない最恐の投資家・ジョージ・ソロス氏
本書は、投資手法が顕在的に見れば全く違う両者を様々な側面からスポットを当てることで、その共通点を抽出し、投資で成功するために必要なポイントを著者独自の考え方で披露している良書である
他のレビュアーもおっしゃているようにかなりの大書なので通読するのに苦労するし、またその内容についても平易な表現を用いてはいるものの深い示唆を孕んでいるものであるため、現時点で私も全てを理解するには正直至っていない
しかし、本書は個人投資家をはじめ多くの人にとって衆目に値するものであることは断言できる
というのは、著者自身が、この二大投資家のエッセンスを用いて、自ら投資を実行し、一定以上の成果を収めているからである
本書でとくに面白いのは、投資を心理学的側面から捉えていること
投資に必要なことは”無意識的能力(わかっていることをわかっている)”と主張しているところなど非常に納得のいく点が多い
また両者が”自分独自の投資手法”を持っているという共通点についても示唆深い
要するにバフェット氏がソロス氏の手法を真似たところで成功するべくもないし、逆もまた真なりということである
とすれば、我々も単純に両者の投資手法を真似ることで成功を収めることはできない証左を与えられたということになる
この点においても、単純なことであるのだが、大いに納得させられるところである
少々大変だろうが、多少なりとも経済・金融に関する基礎知識を有していれば、読みこなせない内容では決してないので、一読の価値は十分ある
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